めまい
「天井がぐるぐる回る」など回転感のあるめまい、「雲の上でも歩いているようなフワフワした感じ」などの動揺性のめまい、たちくらみや歩く時に足元がふらつくなどの平衡失調などがあります。
めまいの起こり方がどんな状況の時に、どんな姿勢で、どんなめまいがどれくらい続いたか、まためまい以外の症状の有無を正しく伝えていただきますと、めまいの病気の診断と治療に大変役立ちます。
めまいの病気にメニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、突発性難聴、脳または全身の異常で起こるめまいがあります。
主に薬物療法を行いますが、薬物や理学療法に効果がないめまいには、手術が考慮されます。
メニエール病
突然の回転性のめまいと難聴、耳鳴りが3大症状です。
これらの症状をくり返すとメニエール病が疑われます。
治療は薬物療法ですが、難治性の場合は手術を必要とすることもあります。
良性発作性頭位めまい症
寝起きや寝返りなど頭の位置を変えた時におこります。
回転性のあるめまいが多く、通常は1~2分で治ります。
症状が続く時には、運動による頭位理学療法を行います。
前庭神経炎
突然激しいめまいがおこり、しばしば2~3日続きます。
その後もふらつきがしばらく続きます。
風邪や腸炎の後におこることがあります。